男子テニス国別対抗戦のデビスカップは、決勝進出をかけた準決勝が行なわれる一方で、来年のワールドグループ入りをかけたプレーオフも行なわれている。
王者Ｒ・フェデラー（スイス）率いるスイスは、地元ジュネーブでセルビアと対戦。フェデラーがＪ・ティプサレビッチ（セルビア）を6-3, 6-2, 6-2で下した後に、伸び盛りの新鋭Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）がＳ・ワウリンカ（スイス）を6-4, 3-6, 2-6, 7-6 (3), 6-4のフルセットで破り、１勝１敗のタイに持ち込んでいる。
２００４年優勝国のスペインは、イタリアと対戦。世界ランキング第２位のＲ・ナダル（スペイン）がＡ・セッピ（イタリア）を6-0, 6-4, 6-3で下したものの、世界７位のＴ・ロブレド（スペイン）がＦ・ボランドリ（イタリア）に3-6, 5-7, 3-6で足元をすくわれ、こちらも１勝１敗のタイとなっている。
ドイツと対戦しているタイは、ランキング１１３位のＤ・ウドンチョケがＴ・ハース（ドイツ）を6-3, 2-6, 7-6 (6), 3-6, 6-3の死闘の末に破る健闘を見せたが、アジアの雄Ｐ・スリチャパン（タイ）がＦ・マイヤー（ドイツ）に6-3, 6-7(4-7), 6-3, 2-6, 3-6で敗れ、こちらも１－１の混戦模様。
チェコ対オランダは、Ｊ・ノヴァーク（チェコ共和国）、Ｔ・ベルディフ（チェコ共和国）がそれぞれ勝利し２－０とリード。ノヴァークはＲ・スロイター（オランダ）に6-2, 7-6 (5), 4-6, 7-6 (13)で、ベルディフはＲ・ハース（オランダ）に6-2, 6-4, 6-4のストレートで勝利した。
その他の対戦では、オーストリア対メキシコは２－０でオーストリアのリード、韓国対ルーマニアは１－１の同点、スロバキア対ベルギーは１－１の同点、ブラジル対スウェーデンが降雨のために順延となっている。
（2006年9月23日11時38分）
野口莉央と高橋悠介 8強入り 
