男子テニスツアーのブラジル・オープン（ブラジル/サンパウロ、賞金総額４５万５７７５ドル、クレー）は１３日、この日唯一行われた２回戦で第４シードのＪ・シャーディ（フランス）が敗退する波乱が起きた。その波乱の立役者はラッキールーザーのＭ・アルンドで、シャーディを6-4, 4-6, 7-6 (7-5)の接戦の末に下した。
世界ランク１１１位のアルンドと同２５位のシャーディは、セットカウント１－１から、勝敗を決める第３セットではタイブレークへ。第３セットだけで１０本ものダブルフォルトを犯したシャーディは、接戦となったタイブレークを５－７で落とし、ベスト８進出とはならなかった。
予選最終ラウンドで敗退していたアルンドは、Ｌ・マイェール（アルゼンチン）が腰痛から欠場を表明してラッキールーザーで本戦入りを果たし、自身初のＡＴＰツアーでの８強入りを果たした。
シャーディは、今年の全豪オープン３回戦でＪ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）を下すなど、自身初のグランドスラム８強入りを果たしていた。
勝利したアルンドは準決勝進出をかけて、第５シードのＴ・ベルッチ（ブラジル）とＦ・ボランドリ（イタリア）の勝者と準々決勝を行う。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【１回戦】
●Ｐ・ロレンジ（イタリア） vs. ○Ａ・モンタネス（スペイン）, 4-6, 4-6
●Ｒ・ラミレス=イダルゴ（スペイン） vs. ○Ｊ・ソウザ（ブラジル）, 6-7 (6-8), 0-0 (途中棄権)
●Ｈ・セバリョス（アルゼンチン） vs. ○Ｐ・カプデビル（チリ）, 7-6 (7-5), 0-6, 0-3 (途中棄権)
○Ｄ・ナルバンディアン（アルゼンチン） vs. ●Ｊ・アギラール（チリ）, 7-5, 5-7, 6-3
【２回戦】
●Ｊ・シャーディ(4) vs. ○Ｍ・アルンド, 4-6, 6-4, 6-7 (5-7)
今大会の優勝賞金はシングルス８万２３００ドル、ダブルス２万５０００ドル。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
（2013年2月14日13時00分）
野口莉央と高橋悠介 8強入り 
