男子テニスツアーの米男子クレーコート選手権（アメリカ/テキサス州ヒューストン、賞金総額４５万５７７５ドル、クレー）は、シングルス準々決勝が行われ、第３シードのＪ・モナコ（アルゼンチン）が予選から勝ち上がったＲ・ジネプリ（アメリカ）を6-1, 6-0のストレートで下し、今大会２年連続となるベスト４進出を決めた。
世界ランク１８位のモナコは、ファーストサーブ時に９２パーセントの高い確率でポイントを獲得、さらに８度のブレークチャンスから５度のブレークに成功し、１時間２３分でジネプリに勝利した。モナコはこの試合で、ジネプリに１度もブレークチャンスを与えないサービスゲームを展開した。
勝利したモナコは準決勝で、第５シードのＪ・アイズナー（アメリカ）と対戦する。両者は昨年の今大会決勝でも対戦し、その時はモナコが勝利し優勝を飾っている。
今年に入りモナコは、国別対抗戦のデビスカップで３勝するも、５大会に出場したツアー大会では全て初戦で敗退していた。またモナコは、昨年の今大会で優勝を飾っており、今年は大会２連覇を目指す。
敗れたジネプリは、２００５年の全米オープンでベスト４進出を果たすなど好調を維持するも、２０１０年にバイク事故を起こしてしまい、戦線離脱をしてしまう。その後２０１１年復帰を果たし、先月行われたソニー・オープン男子では予選を勝ち上がり本戦入り。惜しくも１回戦敗退を喫したが、徐々に復調の兆しをみせていた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○Ｒ・ウィリアムズ（アメリカ） vs. ●Ｒ・ラミレス=イダルゴ（スペイン）, 7-6, 1-6, 6-4
○Ｎ・アルマグロ（スペイン）(1) vs. ●Ｐ・ロレンジ（イタリア）(7), 6-4, 6-4
○Ｊ・アイズナー(5) vs. ●Ｒ・ベランキス（リトアニア）, 6-3, 3-6, 6-3
○Ｊ・モナコ(3) vs. ●Ｒ・ジネプリ, 6-1, 6-0
■関連記事■
《昨年覇者モナコが連敗から脱出、２連覇なるか◇米男子クレーコート選手権》
《２年連続４強アイズナー、不調から抜け出す◇米男子クレーコート選手権》
《バイク事故から復帰のジネプリがベスト８◇米男子クレーコート選手権》
《３５歳ハース、若手に敗れる波乱◇米男子クレーコート選手権》
《モンフィス８強逃す、アルマグロは１３度目のクレー優勝なるか◇米男子クレーコート選手権》
（2013年4月13日12時05分）
野口莉央と高橋悠介 8強入り 
