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錦織「1回戦にしては良かった」

錦織圭
初戦突破を決めた錦織
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は大会2日目の31日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク56位の錦織圭が同113位のS・カルーソ(イタリア)を6-1,6-1,5-7,6-3で破り、2019年以来2年ぶり8度目の初戦突破を果たした。試合後の会見では「1回戦にしては良かったんじゃないかなと思います」と語った。

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2014年の同大会では準優勝を果たしている錦織。2019年以来2年ぶりの出場となったこの試合、錦織は1度もブレークを許すことなく第1・第2セットを獲得し勝利に王手をかけた。

しかし、第3セットではこの試合初のブレークを奪われセットカウント2-1と追い上げられると、第4セットでは互いに2度ずつブレークを奪い合う激しい展開となる。それでも第7ゲームでこのセット3度目のブレークに成功した錦織が2時間41分の熱戦をものにし、勝利した。

試合後の会見で錦織は「内容で言うとオリンピックとかワシントンの方が若干良かった気はしますけど、1・2セット目は十分良いテニスができていましたし、そんなに毎週毎週比べていくわけにもいかないので。1回戦にしては良かったんじゃないかなと思います」とコメント。

錦織は前哨戦であるナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)に出場したものの、右肩の負傷を理由に2回戦を前に棄権を発表。この日は約3週間ぶりの実戦復帰となった。

肩の状態については「悪くはなかったですね。毎日良くなっていくなかで100パーセントまで治ったかというとわかんないですけど、今日は問題無かったです。ちょっとサーブがなかなか練習できなかったのでファーストが1セット2セット目くらいはもうちょっと入りが欲しかったですけど、それ以上にストロークが良かったです。それでこういうスコアで1・2セット目はいけたので、休んでた割には良い1回戦だったかなと思います。(肩は)問題なくはないですけど、今のとこは問題ないです」

2回戦では世界ランク61位のM・マクドナルド(アメリカ)と対戦する。マクドナルドは1回戦で第27シードのD・ゴファン(ベルギー)をストレートで下しての勝ち上がり。

一方、敗れた28歳のカルーソは2年連続2度目となる全米オープン初戦突破とはならなかった。

同日には第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)、第10シードのH・フルカチュ(ポーランド)、第21シードのA・カラツェフらが初戦突破を決めた。

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