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ラドゥカヌ WB敗退「いい経験」

エマ・ラドゥカヌ
2回戦で敗れたラドゥカヌ
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスのウィンブルドンは29日、女子シングルス2回戦が行われ、第10シードのE・ラドゥカヌ(イギリス)は世界ランク55位のC・ガルシア(フランス)に3-6,3-6のストレートで敗れ、2年連続2度目の3回戦進出とはならなかった。

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昨年の同大会では18歳ながらベスト16に駒を進めたラドゥカヌ。今大会も地元の声援を背に1回戦で世界ランク46位のA・ヴァン=ウィットバンク(ベルギー)をストレートで下し初戦突破を決めていた。

2回戦では元世界ランク4位のガルシアと対戦。この試合では3本のダブルフォルトを犯すなど、ファーストサービスが入ったときに45パーセントの確率でしかポイントを獲得できなかったラドゥカヌは5度のブレークを許す。リターンゲームでは2度のブレークを奪ったものの及ばず、1時間26分で力尽きた。

試合後の会見でラドゥカヌは「もちろんどんな試合でも負けるのは辛いけど、キャロライン(ガルシア)は素晴らしいプレーをしたと思う。彼女は素晴らしい選手。今日の私は彼女の攻略法を見つけるのに苦労した」と語った。

「でも、この試合に臨むにあたって自分自身にはあまり期待していなかった。センターコートでプレーすることは私にとって本当にいい経験になったの。だから、この経験を次に生かすことができると思う」

また、ラドゥカヌは昨年のウィンブルドン以降、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を制覇。19歳にかかるプレッシャーについて述べた。

「プレッシャーはないわ。なぜプレッシャーがあるの?私はまだ19歳。冗談みたいな話なの。文字通り、グランドスラムで優勝した。ニューヨークでは大きなコートでプレーすること、スタジアムで観客と一緒にプレーすること、スポットライトを浴びながらプレーすることとか、たくさんの経験を積んできたから、きっといいものになると思う。それ(プレッシャー)は嫌いじゃない。私にとっては、すべてが勉強。自分に投げかけられるすべての瞬間を受け入れているわ」

勝利したガルシアは2017年以来5年ぶり3度目のウィンブルドン3回戦に進出。3回戦では第33シードのザン・シュアイ(中国)と対戦する。シュアイは2回戦で世界ランク76位のM・コスチュク(ウクライナ)をストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第5シードのM・サッカリ(ギリシャ)や第6シードのKa・プリスコバ(チェコ)、第12シードのJ・オスタペンコ(ラトビア)、第15シードのA・ケルバー(ドイツ)らが2回戦を突破した。

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