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元世界6位シモンが現役引退

ジルシモン
ジル・シモン、家族、チームと
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は3日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク188位のG・シモン(フランス)は第8シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)に1-6, 3-6で敗れ、20年間に及ぶ現役生活に終止符を打った。

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今年5月に自身のSNSを通じて、今季限りでの現役引退を表明した元世界ランク6位のシモンは現在37歳。今大会は1回戦で元世界ランク1位のA・マレー(イギリス)を4-6, 7-5, 6-3、2回戦で第9シードのT・フリッツ(アメリカ)を7-5, 5-7, 6-4のフルセットで破って3回戦に進出。対するは現在ツアー3週連続優勝を飾っている世界ランク8位のオジェ アリアシム。

シモンは過去2敗のオジェ アリアシムに対して第1セットは1度もブレークポイントを掴めず、36分で先取される。第2セットでは粘りのプレーで絶好調のオジェ アリアシムに食い下がり2度ブレークチャンスを掴むも決めきれず。オジェ アリアシムに軍配が上がり、シモンのプロキャリアの幕が閉じた。

試合後のシモンのコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、「テニス選手で良かったと思うことばかりだよ。僕がずっとなりたかったものだ」と語った。

「もともとテニスが好きで、自分にとってはとても興味深いものなんだ。とても面白いゲームだ。いろいろなレベルでいろいろなことがあるんだ。肉体的にも技術的にも精神的にも、すべてにおいて。とても素晴らしいスポーツで、最高のスポーツだよ!」

「テニス選手の中には『自分はテニスをやっているが、他のことをやってもよかった』と言う人もいるけど、僕の場合は違う」

「フィジカルに優れた選手でなければならない、技術的にもスキルがなければならない、精神的にも強くなければならない、この3つのうち1つが欠けた瞬間に失敗してしまうんだ。プレッシャーになるよね。相手との対戦、毎週順位が変わる、これが僕の好きなところだ。上達したいなら、そして最高のテニスプレーヤーになりたいなら自分に正直にならなければならない、とても難しいスポーツだと感じているよ」

シモンは2007年から2013年まで7年連続でツアー優勝を飾り、フランス人プレーヤーとして歴代4位の通算14タイトルを挙げ、マッチ勝利数は歴代3位の504勝を記録した。

【フランス人選手:ツアー優勝回数TOP5】
1.Y・ノア(フランス)(23回)
2.JW・ツォンガ(フランス)(18回)
3.R・ガスケ(フランス)(15回)
4.シモン(14回)
5.G・モンフィス(フランス)(11回)
5.G・フォルジェ(フランス)(11回)

【フランス人選手:勝利数TOP5】
1.ガスケ(587勝)
2.モンフィス(525勝)
3.シモン(504勝)
4.ノア(478勝)
5.F・サントロ(フランス)(470勝)

同日には、第1シードのC・アルカラス(スペイン)、第5シードのS・チチパス(ギリシャ)、第6シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、第8シードのF・オジェ アリアシム、第16シードのF・ティアフォー(アメリカ)、世界ランク23位のL・ムセッティ(イタリア)らが準々決勝へ駒を進めた。


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(2022年11月4日6時37分)



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