男子テニスのアデレード国際２（オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250）は１４日、シングルス決勝が行われ、ラッキールーザーで本戦入りした世界ランク８４位の
クォン・スンウ（韓国）が第４シードの
Ｒ・バウティスタ=アグ（スペイン）を6-4, 3-6, 7-6 (7-4)のフルセットで破り、２０２１年９月のアスタナ・オープン（カザフスタン/ヌルスルタン、ハード、ATP250）以来 約１年３カ月ぶり２度目のツアー制覇を果たした。
＞＞西岡、ダニエル、綿貫ら全豪OP男子 組合せ＜＜＞＞シフィオンテクら全豪OP女子 組合せ＜＜１６日に開幕する全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）の前哨戦に位置付けられるこの大会。クォンは１回戦では予選勝者で世界ランク１１５位の
Ｔ・マハーチ（チェコ）、２回戦では第２シードの
Ｐ・カレノ=ブスタ（スペイン）、準々決勝では予選勝者で同７７位の
Ｍ・イメル（スウェーデン）、準決勝では同４０位の
Ｊ・ドレイパー（イギリス）を下して優勝に王手をかけた。
一方、上位４シードは１回戦免除のため２回戦から登場したバウティスタ=アグは２回戦で世界ランク２５７位の
Ｒ・ハーセ（オランダ）、準々決勝で第７シードの
Ａ・ダビドビッチ フォキナ（スペイン）、準決勝でワイルドカード（主催者推薦）で出場する同１１０位の
Ｔ・コキナキス（オーストラリア）を下し決勝に進出した。
この日の第１セット、第１ゲームでブレークに成功したクォン。１度もブレークチャンスを与えず先行する。しかし、続く第２セットでは第１ゲームから３ゲームを連取され、セットカウント１－１に追いつかれる。
迎えたファイナルセット、互いに２度ずつブレークを奪い合いタイブレークに突入。クォンが２度のミニブレークに成功し、２時間４２分の激闘を制した。
敗れたバウティスタ=アグは昨年７月のジェネラリ・オープン（オーストリア/キッツビュール、レッドクレー、ATP250）以来 約６カ月ぶりキャリア１２勝目とはならなかった。
決勝を戦った両者は今後、１６日に開幕する全豪オープンに出場する。
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