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予選勝者が快進撃続け決勝へ

パーヴェル・コトフ
全米OPでのパーヴェル・コトフ
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスのBNPパリバ・ノルディック・オープン(スウェーデン/ストックホルム、室内ハード、ATP250)は21日、シングルス準決勝が行われ、予選を勝ち上がった世界ランク109位のP・コトフが同53位のM・キツマノビッチ(セルビア)を6-3, 6-4のストレートで破り、初の決勝進出を果たすとと共にツアー大会初制覇に王手をかけた。

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24歳のコトフは今季、4月のハッサン2世グランプリ(モロッコ/マラケシュ、レッドクレー、ATP250)で4強入り、6月のマヨルカ・チャンピオンシップス(スペイン/マヨルカ、芝、ATP250)で8強入りしている。

直近では前々週のチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)、前週のロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)に出場したものの2週連続で初戦敗退を喫していた。

今大会では予選2試合を勝ち抜き本戦入りすると1回戦で第7シードのC・ユーバンクス(アメリカ)、2回戦で世界ランク55位のL・ソネゴ(イタリア)、準々決勝で第3シードのT・フリークスポール(オランダ)を下し4強入りを決めた。

準決勝の第1セット、第3ゲームで2度のブレークポイントを活かせなかったコトフだが第6ゲーム、再び2度のブレークポイントを掴むと最後はキツマノビッチのボールがアウトとなりブレークに成功する。自身のサービスゲームではブレークチャンスを与えず先行する。

続く第2セット、コトフは第5ゲームで40-30としブレークポイントを掴むと最後は強烈なリターンエースを決めてブレークに成功。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲーム、40-30まで迫られるも粘りを見せブレークチャンスを与えず。最後は長いラリーを制し、1時間31分で勝利した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにコトフのコメントを掲載し「すごくうれしいけど、すごく疲れているよ。決勝でプレーするのが夢だった。僕にとってシーズン最高の締めくくりだよ」と語った。

「とてもアグレッシブなプレーを心がけた。できるだけミスをしないようにしたけど、それでもとてもタフな試合だった。ここでの1週間は素晴らしいものだったよ」

予選勝者が決勝進出を果たすのは2022年2月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、 ハード、ATP500)でのJ・ヴェセリ(チェコ)以来 約1年8カ月ぶり。優勝となれば2021年の2月のコルドバ・オープン(アルゼンチン/コルドバ、クレー、ATP250)でのJ・セルンドロ(アルゼンチン)以来 約2年8カ月ぶりとなる。

勝利したコトフは決勝で世界ランク140位のG・モンフィス(フランス)と対戦する。モンフィスは準決勝で同35位のL・ジェレ(セルビア)を7-5, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。

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(2023年10月22日15時39分)



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