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‘21年全仏女王がウィンブルドンで初4強

バーボラ・クレチコバ
ベスト4進出を果たしたクレチコバ
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、女子シングルス準々決勝が行われ、第31シードのB・クレチコバ(チェコ)が第13シードのJ・オスタペンコ(ラトビア)を6-4, 7-6 (7-4)のストレートで破り、大会初のベスト4進出を果たした。

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2021年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)女王であるクレチコバ。ウィンブルドンでは同年に記録した16強入りが最高成績だったが、今年はそれを上回りベスト8進出を決めていた。

今大会は1回戦で世界ランク38位のV・クデルメトバ、2回戦で同69位のK・ヴォリネッツ(アメリカ)、3回戦で同83位のJ・ブザス・マネイロ(スペイン)、4回戦で第11シードのD・コリンズ(アメリカ)を下している。

準々決勝、クレチコバは5本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに81パーセントの高い確率でポイントを獲得。攻撃的なテニスを見せるオスタペンコのブレークを2度に抑えた。リターンゲームでは8度のブレークチャンスを創出し、3度ブレークに成功。第2セットのタイブレークでは攻め込まれる展開が増えるも、ベースラインから守りのプレーに徹しミスを誘発。最後はオスタペンコのリターンがアウトになり、1時間40分で勝利した。

四大大会では優勝した2021年の全仏オープン以来となるベスト4進出となったクレチコバ。準決勝では2022年のウィンブルドン女王である第4シードのE・ルバキナ(カザフスタン)と対戦する。ルバキナは準々決勝で第21シードのE・スイトリナを6-3, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。

一方、敗れたオスタペンコは2018年以来6年ぶり2度目となるウィンブルドンベスト4進出とはならなかった。

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